2025年2月5日水曜日放送の人気テレビ番組、ヒルナンデスで大根の大量消費&時短料理特集です。レシピは公式サイトで紹介されていますが、ポイントなどが全然分かりにくくて、上手に作れなさそうだと思ったので今回は調理のポイントやコツなども丁寧にまとめて記事として紹介します。
今井亮先生の大根を使った時短レシピ
2月5日、『3分クッキング』の今井亮先生がおすすめの旬の大根を使ったお料理を紹介してくれます。旬の食材を使った時短レシピです。大根のレシピ、今井さんなのでどんなメニューを紹介してくれるんでしょうか。
たった15分なのにしっかりと染み込んだ大根と豚肉の醤油煮込みです。隠し味がポイントです。そして、ふわとろ卵の上に美味しそうな大根おろしのあんかけ。大根おろしをあんかけにしました。これもアイディア満載です。お子さんも大喜び。そして大根を使った餃子もびっくりのアイデアレシピ。食欲ない高齢の方もさっぱりといただけます。
フライパンで作るので間口が広く、水分が飛びやすいです。まさに時短で煮物をするならフライパンを使うべきということです。味が1ランクアップするプロの技も紹介してくれます。
1月2月の大根は甘さがしっかり、柔らかくて味が染み込みやすい
お悩み解決ライブキッチンです。神奈川県横浜市の寛永鶴見園です。横浜市都筑区です。400年以上の歴史があります。19代目の園主は8代目の大立さんです。前回の白菜のステーキなどが人気になりました。今回は大きな大根です。1月2月の大根も甘さがしっかりと乗っています。そして、柔らかくて味が染み込みやすいのが特徴です。おでんなどにおすすめです。糖分を蓄えて甘くてみずみずしいです。風邪予防にも効果的なビタミンCなど栄養も豊富です。
大根の悩みを解決する大量消費・使い切りレシピ
ただ、大根のレシピレパートリーがあまり多くなく、煮物かサラダにするぐらいしかないというお悩み。また大根が硬いので、パパッと料理ができないという雰囲気です。大根は高いですが、お値段も安くなっています。まとめて1本で買いますが、まるごと使いきるとなるとちょっと悩んじゃう人が多いですよね。今回はアレンジレシピを紹介してくれます。大根レシピが8000品ぐらいあるそうです。3品お知らせします。
大根の時短レシピ1:大根と豚肉の醤油煮込み
隠し味が決め手になる大根と豚肉の醤油煮込みです。調理時間は15分で味がしっかり染み込みます。材料は主役の大根、この時期の大根はツヤツヤでみずみずしいです。
材料
豚肉切り落としは150gです。長ネギ1/2本、大根300g、ごま油小さじ1、水300ml、酒大さじ1、砂糖小さじ1、オイスターソース小さじ1、醤油大さじ1.5、そしてカレー粉小さじ1/2です。2人分の分量です。
作り方と料理のコツ・ポイント
- 大根は皮を剥いてシンプルにいちょう切りにします。皮を剥くのが危ないという方は縦に置いて上からすっと包丁を入れて切っていきましょう。安全です。皮は刻んで後できんぴらにして食べても美味しいですよ。大根は厚さ約1.5cmのいちょう切りにします。結構厚めです。食感も楽しみたいです。薄くしがちなんですよね。でもちゃんと味が入るようにしています。
- 長ネギは1cmの斜め切りにします。
- 豚肉をフライパンで炒めていきます。脂を出しながら煮汁に溶かしていく予定です。どんどん脂が出てくるのでそんなに油を足さなくても大丈夫です。大根に吸わせるためにどんどん油を出していきます。
- そして大根と長ネギをガサッとフライパンに加えます。
- フライパンで作ることで煮物はお手軽になります。鍋よりフライパンは間口が広いので水分を飛ばしやすいんです。じっくりコトコトの煮物というよりも、さっと作るフライパン煮込みです。フライパンは底が広いので、煮崩れや味のしみ具合も均一になるそうです。
- 醤油煮込みで決め手になるのはカレー粉です。カレー粉小さじ1/2が隠し味です。あえて少なめにしてください。カレーの風味をふわっとつけます。食べた時にちょっと感じるぐらいです。炒まったところでカレー粉を加えます。スパイスは炒めると香りが立ちます。
- 水、醤油、酒、砂糖、オイスターソースをフライパンに加えます。
- お湯が沸いたらアクを取ってしばらく蓋をして煮ます。蓋をして約10分です。
- たった10分でもしっかりと色がつきますね。あとは蓋を外して水分を飛ばします。味を煮詰めていきます。炒め煮です。最後に強火にすることでとろみがついてきます。油が乳化します。一気に乳化して周りは味が濃いですが、大根の味も真ん中にしっかり残る程度です。煮崩れしにくいです。
- 大根に火が通ったら強火で水気が飛ぶまで煮詰めます。仕上げにごま油小さじ1を加えます。これで風味がアップします。
食べた感想
これで完成です。香りが最高です。食欲がわきますよね。大根と豚肉の醤油煮込みです。大根はたった15分の煮込みでも1日置いたような染み込み方です。醤油の甘さと中の大根の甘さが最高です。うどんにのせても美味しそうです。これぐらい短時間でできると、男性でも料理してみようかなと思いますよね。1時間煮込んだような柔らかさです。米との相性も良さそうです。
大根の時短レシピ2: 大根おろしのあんかけ卵炒め
普段、大根おろしって添えるだけですが、お料理に点火します。今回は大根おろしをあんかけに使います。卵のふわふわ炒めを作ってその上に大根おろしのあんかけをのせます。大根おろしあんかけのふんわり卵炒めです。
材料
大根100g、長ネギ1/2本、卵4個、だし150ml、醤油大さじ1、塩少々、みりん大さじ1、マヨネーズ大さじ1、片栗粉大さじ1です。2人分です。
調理のポイント
ポイントになるのがマヨネーズです。マヨネーズを卵に入れるとふわふわになります。調理時間は約15分です。
調理手順と料理のコツ・ポイント
- まず、大根を皮むいて大根おろしを作ります。大根おろしはおろし方で食感が変わります。使う部位によっても変わります。先端は辛く、根元は葉っぱがついた方が甘いという違いがあります。おろし金を直角に当てると細かい大根おろしになります。角からおろしていくと粗くなります。粗目の大根おろしはみぞれ鍋など食感を楽しみたい時におすすめ。逆に大根を垂直に、縦でおろす、のの字を書くようにしていくと、時間はかかりますが、香りや味がアップします。大根おろし金を直角に当ててすりおろすことで、ふわふわの細かい大根おろしができるんです。わさびをおろす時のような雰囲気です。冷ややっこなど繊細なお食事と相性が良いです。
- マヨネーズを卵に入れると、加熱した際に堅くなるのを防いでふわふわになって、炒めた後もしっとりして、冷めた後も美味しくなります。マヨネーズ大さじ1を卵4個に混ぜます。しっかりとよくときます。個の量なら味への影響はほとんどないです。また、この時点ではマヨネーズが残っても、加熱したときに溶けていくので気にしすぎなくて大丈夫です。
- 刻んだ長ネギを卵に混ぜて、塩少々で味を調整します。
- フライパンはしっかり温めて、ふわふわにするために熱いところに一気に流し込みます。冷たいとスクランブルエッグのようになってしまいます。フライパンが温まったら一気に入れます。周りから火が入ってくるので、周りを内側に入れるようにしゃもじで入れていきます。外も中も半熟になってきます。これだけでも美味しそうですよね。ふわふわになりました。
- ここからはあんかけの作り方です。出し醤油、みりん、片栗粉を入れます。だしは顆粒だしでもOKです。
- ダマにならないように混ぜながら、大根おろしを加えます。
- 加熱されるととろみがついてきたら、最後に大根おろしを入れます。加熱されると甘くなり、辛味成分が優しくなります。ここで火を止めちゃうと、水っぽくなってしまいます。しっかりととろみがつくまで加熱しましょう。そうするととろみが長持ちします。その仕上げに大根おろしを入れます。
- 大根おろしを入れたらあまり加熱しすぎないようにしましょう。揚げ出し豆腐の後半の残ったタレのような雰囲気になれば大丈夫です。それをあんにします。たっぷりとかけてあげましょう。
大根おろしのあんかけのふんわり卵炒めが完成です。
食べた感想
これはただの卵炒めが贅沢な一品料理になりました。大根おろしのあんかけのふんわり卵炒めです。美味しくてふわとろです。大根おろしが予想以上に美味しいです。和風と中華の合わせ技です。中華スープや中華だし、鶏ガラスープでもOKです。
アレンジレシピ
お肉を入れて豚肉卵炒めにしてもご飯に合いそうです。また、あんかけチャーハンにしたり、焼きそばの上に乗せても美味しいです。ネギがシャキシャキしていいアクセントになります。かにかまでカニ玉風にすることもできます。
大根の時短レシピ2:塩もみ大根の水餃子
また、水餃子もおすすめです。中に塩もみ大根とひき肉を混ぜて餃子のあんにします。塩もみ大根の水餃子はシャキシャキした食感が残ります。
材料
まず、材料です。餃子の皮大判のものを10枚、餃子の皮普通サイズを10枚、豚ひき肉100g、大根250g、胡椒少々、醤油小さじ1、味噌大さじ1、酒小さじ1、塩小さじ1/3、ごま油小さじ1です。
調理手順と料理のコツ・ポイント
- 大根は皮を剥いて、長さ約3cmの細切りにします。なますのイメージでカットしてください。薄切りにしすぎると歯ごたえがなくなってしまいます。
- 大根の水分が出そうで心配ですが、ここに塩を入れて塩もみします。お肉と混ぜる前に塩もみして約10分寝かせます。水分を抜きます。下味をつけるという意味もあります。
- 10分たったら大根の水気はしぼってしっかりと抜いてください。
- そして塩もみした大根をひき肉や調味料と混ぜます。しっかりと混ぜましょう。比率的には大根が結構多いですね。これぐらい入ってた方がいいそうです。
- ここからが今井先生直伝のテクニックです。水餃子の皮のもちもち食感がポイントです。そのため、餃子の皮を大判のものと普通サイズの大小のサイズを2枚重ねます。大判のものに水を塗って、そこに小さいものをそのまま重ねます。こうすることで食感が2倍になってもちもちになります。
- あとはあんを入れて、淵の部分に水をつけて折り目をつけていきます。通常の餃子と同じです。うまくできると楽しいですよね。
- お湯に入れて中火で5分から6分茹でます。
見た目にも皮の存在感がプルプルになっています。タレなどをつけなくてもそのままで美味しいです。ツルツルになり、もちもちです。大根がシャキシャキしていて納得の美味しさです。味が足りない方はポン酢などを使ってください。
大根の餃子アレンジレシピ
大根を使った餃子のアレンジメニューもあります。大根を薄切りにして餃子にします。焼き餃子と同じように作ればいいです。揚げ餃子にしても美味しいです。
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