2025年1月7日放送の人気テレビ番組、ヒルナンデスでお正月に残ってしまったお餅のアレンジレシピ特集です。
料理研究家 藤井めぐみさんに時短レシピ3選教えてもらいます。
余ったお餅の新アレンジレシピ マンネリ解消レシピ
料理研究家 藤井めぐみさんのアレンジレシピ3選。お正月明け、余ったお餅の新アレンジレシピ、冬野菜も使ったアレンジレシピ、マンネリ解消レシピです。お餅に野菜を加えた絶品のおかずの大根餅、餅におつまみにおすすめの材料がたった2つの簡単アレンジレシピのねぎま餅、そして旬の食材を使ってフライパンで作った新食感の餅プリンを紹介します。
絶品おかず 大根餅
一品でもちもちの絶品おかずができます。お餅に合う旬の食材を使います。大根餅です。
材料
材料は2人分で
- 大根200g、
- 切り餅1個50g、
- 片栗粉大さじ2、
- 乾燥小エビ10g、
- きくらげ5g、
- 塩少々0.5から1g、
- 油大さじ1
です。きくらげと小エビがおすすめの具材です。ポイントは3つです。
作り方
- 大根おろしを作ります。大根おろしは皮付きでおろすと風味が良くなります。大根の皮にビタミンC、ビタミンB6、食物繊維などの栄養が豊富に含まれているので、皮付きのまま大根をすりおろします。藤井さんは風味が良くなるとおっしゃってます。そして消化酵素も含まれています。ジアスターゼがお餅と合わさると消化が良くなります。胃がもたれたりしにくいです。大根を皮を剥かなくてもいいというのは簡単でいいですよね。最後の塊は残して中に入れてしまってもOKです。
- ざるを使ってすりおろした大根と汁を分けます。
- お餅を1-2cm角にカットします。8つに分けるぐらいです。
- 耐熱ボウルにお餅と大根おろしをすりおろした汁の方を入れます。大根の汁は非常に消化酵素が含まれています。
- 600Wの電子レンジで約2分温めます。お餅を柔らかくするのはレンジの方がいいんです。焼くと香ばしくなりますが、湯煎では水分が増えてトロっとします。レンジではお餅だけの水分なのでちょっとしまった感じになります。今日は大根おろしの絞り汁が入っているのでそれでトロッろさせます。とろみがつくように水分を飛ばすためラップはかけません。確かにトロトロになっています。
- お餅にとろみがついたら餅を溶かすようにしっかりヘラで溶かします。ダマがなく柔らかくなったら大根おろしの方を入れます。しっかり滑らかになるまで混ぜた方がいいです。ボールの下には布巾を押してボールがガタガタ言わないようにしましょう。
- お餅のダマがなくなってとろとろになったら塩と、乾燥小エビを加えます。結構たっぷりですね。小エビはカルシウムと旨味が非常に強いです。
- 混ざったら細切りにしたきくらげを入れます。きくらげのビタミンDとの相乗効果でカルシウムを吸収しやすくなります。塩昆布やちりめんじゃこ、塩味やうま味のあるものなら何でも大丈夫です。
- もちもちにするため片栗粉を入れます。片栗粉はダマになってると固くなってしまうので、しっかりなじませるようにここで混ぜてください。これで大根餅のベースが完成しました。
- あとは油大さじ1を入れて焼くだけです。大きさはお好みですが、クッキーぐらいの大きさでいいですね。厚みは2cmぐらいで均一にすると火の通りが均一になります。ちょっと小さい一口ハンバーグのようなイメージです。
- 下がこんがり焼けてくると生地が動かせるお箸で動かすと動かせるようになります。お箸とスパチュラを組み合わせてひっくり返します。
- 裏面も同じように焼き色がつくまで3、4分焼きます。
- 仕上げにネギを散らします。
これだけで完成です。アレンジは自由自在の大根餅です。酢醤油たれで食べるのがおすすめです。もちっとしています。大根の粘り気と表面のカリッと香ばしく焼けてるところの食感が抜群です。チーズを挟んだりベーコンやハムを挟んでもいいですね。海老の香りもいいですね。さっぱりしてるので何個でも食べれそうです。
超簡単なおつまみ お餅と長ネギでねぎま餅
2つ目は旬の食材を組み合わせて超簡単なおつまみを作ります。
材料
使うのはお餅とネギだけです。
作り方
- 餅を1回半分に切ります。
- 4等分にして、この切り餅と同じ長さで長ネギを下の白い方から切っていきます。青い部分は他のものに使うので取っておいてください。
- お餅とネギが切れたらこれを串にさしますが、その前にお餅が固いので600Wの電子レンジで30秒ほど加熱します。
- そして、お餅とネギを串に交互にさしていきます。ネギのシャキシャキ感と餅の食感が相性抜群です。決まってるのは最初にネギを入れた方が安定しやすいです。ネギ、もち、ネギ、もち、最後ができればネギという風にネギで挟むことで餅がとろけて流れてしまうことを防いでくれます。
- ひと手間かけると美味しくなります。フライパンで焼く前に小麦粉をまぶします。こうすると味が乗ります。
- フライパンで油を敷いて焼きます。中火でこんがりと両面を焼きます。
- 合わせ調味料の作り方は、お酒、醤油、砂糖、みりんを混ぜます。各大さじ1で照り焼きソースができます。煮詰まりが早くなって落ち着いて絡めることができるので、水を少量加えるのが藤井先生のおすすめ。
- 両面をこんがり焼いて余分な油を拭き取り、合わせ調味料と絡めるとねぎま餅の完成です。
おもしろい長ネギで作ったねぎま。ネギのシャキシャキ感と餅のトロトロ感が最高です。長ネギの中のアリシンが糖質の代謝を助けます。お餅の中にビタミンB1が吸収を高める働きがあってエネルギー代謝をアップさせてくれます。お餅とネギの組み合わせは非常にいいんです。
さらにアレンジレシピで韓国料理のジョン風に
ウィンナー、パプリカ、しいたけなど串に刺して小麦粉と卵を絡めて焼くと、韓国料理のジョンという料理になります。野菜を粉つけて卵をつけて焼きます。韓国では誕生日などに食べられる郷土料理です。酢醤油とごま油のたれにつけて食べると美味しいですよ。いろんな味といろんな食感が一口で楽しめて楽しいパーティースナックですね。
ネギの青い部分でストックできてアレンジもできる一品料理 青ネギとじゃこの万能おかず
さて、使わなかった青い部分ですが、どうするんでしょうか。ストックできてアレンジもできる一品料理ができます。ネギの青い部分はベータカロテンが豊富で免疫力アップに嬉しい効果があります。
作り方
- ネギの青い部分を1本ずつ縦に半分に切ってから斜め切りにします。ポイントはネギを半分に切ることで、これによってネギが輪っかにならないので味が染み込みやすくなります。
- フライパンにごま油大さじ1を少し多めに入れて中火で温めます。ちりめんじゃこを入れます。油にちりめんじゃこの旨味を出していきます。もうこれだけで香りがいいですよね。
- ここに切った青ネギを加えます。中火ぐらいでゆっくりと炒めます。
- 柔らかくなってきたら調味料を加えます。醤油、酒、みりん大さじ1/2ずつで味付けをします。
- 水分がなくなったら完成です。
青ネギとじゃこの万能おかずです。ご飯にもお酒にもぴったりです。これ、ご飯に乗せたら美味しそうですね。ちょっとねっとりした部分とじゃこの歯ごたえがある部分があります。アレンジメニュー抜群です。
まさかのアレンジメニュー お餅プリン
餅プリンです。フライパンで簡単にできるお餅プリンです。
材料
材料はプリン200mmカップ2個分で
- 切り餅1個、
- 砂糖小さじ1、
- 水小さじ1、
- 卵1個、
- きび砂糖15g、
- 牛乳200ml、
- バニラエッセンス少々
です。
作り方
- まず餅をピーラーでスライスしていきます。横の細い断面の方をピーラーで薄く削っていきます。こちらの方が薄くて簡単にできます。
- このまま卵液の中に入れて蒸しても美味しくないので、水を絡めて砂糖を絡めてコーティングすると、このひと手間だけでカスタードプリンの生地の部分と馴染みが良くなります。
- 耐熱性のグラスに等分にまずこのお餅を入れます。
- 簡単にできるプリン液作りでプリンの生地を作っていきます。
プリン液の作り方
- ボールに卵1個を割り入れます。
- 卵白がほぐれたらきび砂糖を加えます。きび砂糖を使うとお母さんのプリンみたいな味になります。
- きび砂糖と卵液が混ざったら牛乳を温めます。沸騰すると臭みが出てしまうので煮立たせないように注意します。湯気が温泉マークが3本出るぐらいが目安。周りに少し泡が出たぐらいで火を止めるのがベストタイミングです。
- 卵液に温めた牛乳を加えます。これは結構難しいですね。
- ここにバニラエッセンスを加えると一気にプリンの香りになります。
- これで一手間かけます。プリン液をザルでこします。これで口当たりがなめらかになります。
- ここまできたら、プリン液を先程の耐熱容器の餅スライスの上に注いでいきます。
- 注いだら、さらにプリン液の表面の泡を取った方が舌触りが良くなります。スプーンで軽くすくいます。この泡が蒸された時に舌触りが悪くなります。
プリンを蒸す
- フライパンに水を入れてクッキングシートを敷いて、その上でこの耐熱グラスを置いていきます。フライパンに2つ折りにしたペーパータオルとお湯を入れます。下から1cmぐらいですね。こうするとゆらゆらしないで静かに蒸し上がります。
- 蓋をして初めの2分ぐらいは器を温めるための加熱です。2分ぐらいは強めの中火です。
- 蓋をぴったりとしてしまうと、蒸気が抜けないので、爪楊枝か竹串を1本蓋と鍋の間に1本差すことでちょっとだけ隙間を作ってあげます。この状態で10分から15分弱火で蒸してあげます。
カラメル作り
このプリンを蒸してる間にもう一つのコンロでカラメル作りです。結構失敗してしまうことはありますよね。ここがいくつかあるそうです。カラメルを上手に作る方法です。
カラメルの材料
- 砂糖大さじ2、
- 水大さじ1、
- お湯大さじ1と1/2
です。
カラメルの作り方
鍋の中に水と砂糖を入れます。火はまだつけません。鍋を傾けながらぐるぐる回してよくなじませます。
砂糖がなじんだら火をつけます。ここで様子をしっかり見てるのが重要です。
色がついたら火から外して鍋を回します。カラメルに色がついてきたら、ここからが最大のポイントです。これでヘラとかスプーンで混ぜてしまうとガサガサになってしまうんです。やってしまいがちですが鍋を火から外して、ただぐるぐる回してあげます。
もうちょっと色をつけたかったらもう一度火にかけます。
火を止めたら脇からお湯をそっと入れてあげます。これで温度が急上昇するのを防いでカラメルが焦げにくくなります。ジュっと跳ねるので注意しながらやってください。
まだとろみが無いように見えると思いますが、これで別の容器の中に移しておくと、冷めるととろみがつくようになります。綺麗な色のカラメルが簡単にできました!
プリンの仕上げ
- さて、プリンの方はどうなってるでしょうか。蓋を開けると確かにプリンのようになっています。
- 仕上げにカラメルをかけたら「もちプリン」の完成です。
下の切った餅、スライスした餅がデザインのようになっています。新食感のもちプリン、どんな味なんでしょうか。プルンプルンです。カラメルも美味しくできてました。温かいプリンを食べる経験ってなかなかないですからね。冬ならではのスイーツです。そしてお餅もまさかの相性の良さです。黒蜜でも美味しいかもしれません。お餅が加熱されてねっとりとしていてプリンのプルプルという部分と合わさると、全く新しいスイーツ誕生という感じです。
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